【2021年度国語】神奈川県公立高校入試問題分析と解説(令和3年度)|国語|

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2022.10.15

国語

神奈川県立高校過去問解説

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【2021年度国語】神奈川県公立高校入試問題分析と解説(令和3年度)

目次

はじめに

神奈川県公立高校入試問題の解説をみんなの塾ならではの切り口で徹底分析し、解説していきます。単純に過去問題をご紹介するのではなく、解き方のヒントや考え方を出来るだけ伝える内容となっておりますので、ぜひ皆さんの参考になればうれしいです。

※みん塾では無料体験講習を実施しております。実際に、この分析・解説をご覧いただき、もう少し詳しく解き方を聞きたいという方は、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。お近くの校舎または、オンラインで専任講師が分かりやすく解説させていただきます。

2021年度国語 全体の傾向

今回の国語は、出題形式は昨年度同様に大問5題、小問30題です。
難易度も昨年度同様ですが、問4は設問の細部まで読み解く必要があるためやや難しい問題です。問3の小説文は読みやすい内容であるためやや易しい問題になり、そのほかの問題は例年同様の問題レベルです。

2021年度の平均点が65.7点、2020年度は69.1点でやや下がった印象はあります。問題形式は大きな変化は見られなかったことから、対策として過去問などで古文、説明文、小説文を読み解き、問題慣れをする必要があるでしょう。

問題構成&理想的な時間配分

大問数は昨年と同様,5題での出題でした。

問1)漢字の読み書きや文法、俳句に関する問題

設問ア、イは漢字の読み書き、設問ウは品詞、設問エは俳句の内容に関する問題です。
昨年度が短歌で今年度が俳句であるため交互に出題されている傾向です。
知識を問われる問題が多いため、問1に時間をかけてしまうと問2以降の時間が足りなくなるため、5分程度で解き切るのが理想です。

問2)古文で、平安時代末期の「今昔物語集」から出題された問題

設問はすべて内容理解になります。難易度は昨年度と同等のレベルで、古い作品であるため読みにくい文章ですが、主語と動詞は見つけやすいため物語の展開は掴みやすいです。古文を抑えるポイントは主語を見つけることです。設問のア、イ、ウにおいても傍線部の内容は誰の事を指しているのか確認してから解くことで選択肢を絞ることができます。過去問の文章を見て、「この文章はこの人の話なんだ。」とわかるようになるまで過去問1冊分を繰り返し演習しましょう。

問3)小説文で江戸時代を舞台とした内容

設問ア~オは心情を問う問題です。「悲しい」や「嬉しい」などの感情を表す言葉は書かれていないので、人物の動きから気持ちを読み解くことが大事です。そのため、一文だけ読めば解けるというわけではないので、前後の文章を読んで適切な回答を見つけましょう。設問カは表現の問題です。登場人物のやり取りから、どう物語が進んでいくのか見ていきましょう。
全体の難易度は昨年度と比較するとやや易しい問題です。あらすじを追うことで、問題の選択肢を絞ることができる問題が多い傾向でした。会話文が多く、心情も描かれていたため読みやすい内容です。

問4)インターネットと書籍による知識と情報に関する説明文

設問アは接続語です。□の空欄前後の文章の繋がりを見ると容易に解けるでしょう。
設問イ~キが文章内容の問題です。適切な回答を選ぶのに時間がかかり、やや難しい内容です。設問の選択肢を細部まで読み、本文と照らし合わせて内容を読み込みましょう。
「2択まで絞ったけど、最後読み間違えた」とならないために、過去問1冊分を解いて、「なんでこの選択肢が正しいのか」理解できるまで繰り返し演習しましょう。

問5)資料を用いた読み取りの問題

設問アは表を用いた読み取り問題です。各選択肢の年度と輸送方式のごとの貨物輸送量の数字を比較すれば解ける問題です。割合や百分率の計算ミスをしないことが大事です。
設問イはグラフ1では鉄道のエネルギー消費量に注目、グラフ2では二酸化炭素排出量が多いことで地球環境に及ぶ影響を把握します。そこから環境問題を用いて条件に合う文章を作っていきます。
専門用語を交えての会話もあり、一見読みにくい内容かと思われますが、設問を見ると要約する問題がないため、議論している人物の意見をすべて読み取る必要はないです。
資料の数字を読み取り、情報を整理して解くことを求められている問題です。そのため、資料の数字や項目の読み間違いには注意しましょう。


問題解説

問1 国語の知識に関する問題(漢字の読み書き、文法、俳句)

設問ア[漢字]

1,挨拶→あいさつ 2,掌握→しょうあく 3,惜別→せきべつ 
4,遂げる→とげる

設問イ[漢字]

aエンチュウ→円柱
1,演奏 2,円滑 3,疎遠 4,岩塩
b トウロク→登録
1,登頂 2,宝刀 3,冬眠 4,党首
c キソク→規則
1, 観測 2,約束 3,催促 4,休息
d オサめる→納める
1, 修復 2,給油 3,欠席 4,納豆

中1、中2で習う漢字が多く出題

設問ア、イは漢字の書き取りと同じ漢字を見つける問題です。中1、中2で習う漢字が多く出題されるので、教科書やテキストに書いてある漢字をノートに書いて覚えていきましょう。

設問ウ[品詞]

すでに支度を済ませた。
ここでの「に」は副詞の一部であるため、1の特「に」の使い方と一緒になる。
2→穏やか「に」は形容動詞「穏やかだ」の連用形の活用語尾
3→景色「に」は格助詞
4→寒いの「に」は、逆説の接続助詞「のに」の一部

使い方で覚えると正答しやすくなります

設問ウは格助詞や接続助詞と用語で覚えるより使い方で覚えると正答しやすくなります。
例えば、形容動詞の終止形の場合、最後に「だ」がつくので「に」を「だ」に変えてみて、おかしいなと思った選択肢は外していくこともできます。

「特に」を「特だ」にしたらおかしいですよね…。
品詞の使い分けは中1、中2で習うので品詞の問題を解いて覚えていきましょう。

設問エ[俳句の内容理解]

この俳句では、鵙は秋の空を飛びながら鳴いていて、その鳴き声が書斎にいる自分の部屋にも聞こえてくる。書斎の自分と空高く飛ぶ鵙が対照的であると意識した俳句です。
この問題では俳句の説明として正しい選択肢を選ぶので、空と書斎の空間を対比している内容を選びましょう。

 

問2 古文

設問ア[古文の内容理解]

この問題では、傍線部①の指示語「これ」が何かを確認することは最初にしましょう。
今回は、直前の文章に書いてありますが、入試では常に直前にあるわけではないので、文章をよく見て、流れを見ることを意識すると読みやすくなります。
本文1行目に尼の気持ちが書かれていて、放生する理由も文章を読み取ることで見つけることができます。
以上で正答は2になります。

設問アのポイント~ここは押さえよう~

設問イ[古文の内容理解]

この問題では、「市民等」が傍線部②を言った理由を聞いているので、その文章前に尼とのやり取りが書かれています。
選択肢もシンプルで得点がとりやすい問題です。7行目~9行目をよく見るとその答えが書いてあります。ここを読めば正答を選ぶことができます!
このように理由を聞く問題では、「」の内容を話している人物が誰なのかはっきりしてから読むことで正答を見つけやすくなります。
以上で正答は1になります。

設問イのポイント~ここは押さえよう~

設問ウ[古文の内容理解]

この問題では、傍線部③を説明したものを選ぶ問題になるので、「市民」、「尼」、「箱の主」3人のやり取りに注目して本文から選んでいきます。なぜ、尼を讃えているのか、箱の主は非難されたのかを考えましょう。

10行目の箱の主の行動と12行目~14行目の尼の話した言葉を照らし合わせると選択肢3と合致することが分かります。

以上で正答は3になります。

設問ウのポイント~ここは押さえよう~

設問エ[古文の内容理解]

この問題は、本文と一致する内容を選ぶ問題です。本文すべてを最初から読むより、選択肢を先に読んでから本文と比較して、違う個所を見つけ出して選択肢から外していく消去法で選んでいくと正答を見つけやすくなる点と時間短縮にもなります。
1→「仏が応えてくれると信じて放生を行った」→盗まれた絵仏を見つけることができなかったから放生を行おうと決めたので×
2→「箱の主や市民等に放生を行うことの大切さを説いた」の部分で、箱の主にはしていないため×
3→「箱の主を許しただけでなく~」最後の文章まで、本文中に書かれていないため×
以上で正答は4になります。

古文の読み方ポイント

①あらすじを見る!

→問2の最初の□の中に書いてある文章があらすじなので、どんな話をしているのか知りましょう。導入にもなるので情景を知れます。知らずに読んでしまうとどんな話なのか分からずになるので最初に必ず見ましょう!

②~曰くは必ず見る!

→小説でもそうですが誰が話しているのか知らないと物語が読めませんよね。曰くは、~と言う意味で使われます。ここで誰が言っているのかを理解して物語を読んでいきましょう!

③人物の行動を知ろう!

→古文ではほとんど問題が心情を問う問題です。今回の問題では気持ちを説明する問題や、理由を聞く問題で構成されています。誰がどんなことをしているのか確認しながら読んでいくと、行動した理由とそれによる心情が分かるので文章を読んでコツをつかんでいきましょう!

中1,中2の非受験生の生徒へ

古文を解くときに3つのポイントを押さえて読んでいけば、問題が解きやすくなります!取り掛かりにくい分野ですが、覚えれば点数が取れる問題です!まずは古文に慣れるところから始めていきましょう!国語のテキストで古文の文章を読んで、その後に現代語訳を読んでどんな話だったか確認しよう。古文に慣れてきたら問題を解いて心情を理解する練習をしていきましょう!

中3生の生徒へ

受験で古文は毎年出題されます。古文って読みにくいし点数取りにくいと思いますが、逆です!古文は文章量が少ないので、読みやすく点数が取れやすいです!
今回の設問イのように、読めばすぐに答えが見つかる問題もありますので、過去問やテキストを使って文章を解いていきましょう!過去問は繰り返し演習してなんでこの答えになるのか理由が説明できるまで解きましょう。

問3 小説文

設問ア[心情]

「悪口雑言の飛び交う中、小声で自問した。」とあるが、次の行以降に弥兵衛の気持ちが書かれているので、その文章を読んで選択肢を選んでいきましょう。
1→「江戸っ子の心意気を茶屋や屋台の人々が失っていることに腹を立てていたが」→不満に思っていたが腹を立てているわけではないため×
3→「茶屋や屋台の人々に対していらだっていた」→いらだっているわけではないから×
4→「茶屋や屋台の人々が協力的ではない原因を時世に求めることが間違っているのではないかと感じ始めている」→それは間違いではないかと自問しているため×
以上から2が正答です。

設問イ[心情]

「言われた元太はむっつりとした顔になり、そっぽを向いて『はいよ。』と応じた。」とあるが、ここでは「そっぽを向く。」ときは、どういう反応なのかを考えよう。
そっぽを向くとは無視している、相手にしないという意味の表現です。
ここでのポイントはなんで元太がそっぽを向いたのか原因を見つけることで正答が選びやすいです。
1→「「鍵屋」の利益にしか興味のない「市兵衛」の~」→そっぽを向いた理由ではないため×
2→「目の前の作業に専念するべきだという「市兵衛」の言葉を聞いて、感動を覚える」→感動は覚えていないため×
4→「「弥兵衛」とともに働いていくことに嫌気がさしたものの」→嫌気が差しているわけではないため×
以上から3が正答です。

設問ウ[心情]

傍線部3の「市兵衛はこちらの苦笑をちらりと一瞥し、それを~」と書かれていて、今回の問題はそのときの「市兵衛」の説明になるので、市兵衛がどんな気持ちで行動をしているのか確認しましょう。
※一瞥は「ちらっと見ること」いう意味です。
傍線部③前の「市兵衛」と「弥兵衛」の会話に注目しましょう。
1→「見守ることしかできない寂しさを覚えてその場を離れようとしている」→見守ることしかできない寂しさが誤り。本文中にそのようなことが書かれていないため。
2→「自分の考えは古びていて「弥兵衛」たちには受け入れがたいと痛感している」→傍線部③の直後の文章を読むと、受け入れがたいとは言い切れないため誤りです。
3→「「弥兵衛」を導くのは自信の役目だと信じて行動しようとしている」→本文中に書かれていないため誤りです。
以上で4が正答です。

設問エ[心情]

傍線部④「あたしが正しかった。でも間違っていたんだ。」とあるが、その時の「市兵衛」の説明を聞く問題です。設問ウ同様に市兵衛の行動に対しての説明になるので、本文をよく読んで、なぜ傍線部のような文章を書いてあるのか考えましょう。
ここでは何が正しかったのかを確認しましょう。
1→「皆で協力すれば世の中を変えられるという考え」→苦しいときには歯を食いしばって踏ん張って江戸の町民を活気づけることが正しいため×
2→「自らの考えを言葉にして伝えようとしなければ人々に理解してもらえないのは当たり前だ」→本文中に書かれていないため×
4→資金を援助してもらうとともに出船を募って現状を打破する」→2と同様の理由で×
以上で3が正答です。

設問オ[心情]

傍線部⑤「うちが全部被る羽目になるかも、ですぜ。」とあるが、ここでは市兵衛の気持ちを踏まえてどう文章を朗読するのかを見つけることを意識して探しましょう。
傍線部⑤前の文章にて市兵衛は世の中を明るくするために決意している文章が書かれているので、そこを押さえて選択肢を選んでいきましょう。
2→「事態を軽視してひとびとの要求を安易に受け入れる姿に心配を募らせて」→本文中に書かれていないため×
3→「待ち受ける困難を気遣うように読む」→最後の文章にて、気遣うように読むとは異なる内容が書かれているため×
4→「受ける被害が大きいことを理解させるように読む」→穏やかな声で覚悟を決めているので、被害が大きいことを理解させるのは×
以上で4が正答です。

設問カ[要旨]

この問題では本文を要約したものを選ぶ内容です。いきなり本文を見るのではなく、選択肢を最初に読んで、その後に本文を読みましょう。
選択肢の文章にて違う個所に線を引いて、選択肢から外していき、消去法で適切な回答を見つけるようにすることで、2択まで絞れたけれども選び間違えたということがなくなるでしょう。
会話のやり取りが江戸っ子の言葉づかいでやり取りしているところを押さえましょう。

小説文の読み方ポイント

①登場人物の関係性を知ろう!

誰が誰に対して言っているのか、物語がどのように進んで関係がどう変わるのかを押さえましょう!心情を問う問題では、人物の関係性がわかっていると答えを見つけやすくなるので、あらすじを読んで関係を知ろう。

②物語の展開を読んでいく!

古文も小説も起承転結で進むことが多いので、文章を読みながらどんな展開で動いているのか考えながら読んでいきましょう!特に①でも書きましたが、登場人物がどのように物語に関わっているのかを押さえるのがポイントです。

③問題文を最後まで読む!

これは古文でも、問4でも同じで必ず最後まで問題文を読みましょう!
よくあるミスは「本文中に書いてあるけど、問題内容とは合っていないよね。」という一度は経験したことがあるパターンです。
それを改善していくために問題文を読んで、誰がどんなことで聞いているのか確認してから本文を読んで問題を解きましょう!

~中1、中2の非受験生の生徒へ~

小説文などの文章問題は暗記のように覚えて点数が取れる内容ではなく、読み慣れるのに時間がかかります。読解力を身に着けるためにワークなどの文章問題を1日1問ペースで解いていき、まず長文に慣れることを目的に勉強しましょう!
物語文も様々なテーマで出題されているので、幅広く触れていき形式慣れをして受験に向けて準備をしましょう。
文章慣れすると、定期テストでの問題の読み間違いを減らすことにもつながります。
文章に慣れてきたら、テキストなどを使用して時間を計って入試を意識して解いてみましょう!

~中3の受験生の生徒へ~

小説は毎年出題されます。2択まで絞れたのに間違えてしまい、点数が取れなかったということが多くあるので、最後の最後まで読み通すことを意識しましょう!
選択問題で構成されているので、選択肢を選ぶときは異なる部分を見つけて線を引いて、選択肢から外していくことがおすすめです!消去法で選ぶことで選び間違いというミスを減らせて点数が上がることにも繋がるからです。
入試は時間制限があるので、神奈川県の国語は問題数が多い点と、問5に小論文または作文があるため、ここで時間をかけてしまうとほかの解ける問題を逃してしまう恐れがあるので、小説は10分程度で解き切ることを意識して解いていきましょう!

問4 説明文

設問ア[接続語]

この問題ではAとBにどの接続語が合うのか考える問題で、見るべきポイントは前後の文章です。今回の場合、Aの前の文章とAの後の文章はともにできないことが書かれているため、「さらに」が適当です。
Bの前の文章とBの後の文章は、ネット検索のほうが優れていることが根拠をもとに書かれているので「したがって」が適当です。

設問イ[文章内容]

「レポートや記事を書く際」とあるが、その際の考え方について筆者が紹介した内容を聞いているので、問題文をふまえて本文を読みましょう。
2→「ネットと本では情報量が大きく異なることに留意しなければならない」→本文中に作者性と構造性は大きく異なると書かれているが、情報量が大きく異なるとは書かれていないため×
3→「最新情報をネットで入手することを推奨する」→推奨するとは言っていないため×
4→「集めた情報を再検証することが必要だという意見がある。」→本文中に書かれていないため×

設問ウ[文章内容]

「相対的に正しい」とあるが、それを説明したものを選ぶ問題です。
※相対的とは何らかの比較があった上で成り立つ様子のこと
2→「本の情報と比べて正しさの度合いが高い」→本文中に正しさの度合いが高いとは書かれていないため×
3→「専門家の知恵が集結しやすい」→専門家の知恵が集結しやすいとは書かれていないため×
4→「誰にでも正しさの判断が可能だということ」→正しさの判断が可能とは書かれていないため×

設問エ[文章内容]

傍線部③「私たちが何か知らない出来事についてのニュースを得たとき、それは少なくとも情報ですが、知識と言えるかどうかはまだわかりません。」今回の問題はその理由を聞いているので、まずは選択肢を確認しましょう。
その後、傍線部付近の本文を読んでいき、本文における「知識」と「情報」が何なのか見極めましょう。
1→「課題解決に役立つものを見つけたとき、初めて知識としてみんなに共有される」→課題解決に限定されているため×
既存の情報や知識と結びついてある状況を解釈するための仕組みになって知識の一部となるためと書かれている。
1→「課題解決に役立つものを見つけたとき、初めて知識としてみんなに共有されるから」→本文中に書かれていないため×
2→「活用して新しい何かを生み出さない限り知識としての価値を持たないから」→本文中に書かれていないため×
3→「多くの人に知識として認識されるとは限らないから」→本文中に書かれていないため×

設問オ[内容理解]

Ⅰに入る言葉の前後をまずは確認しましょう。「インターネット検索によって「Ⅰ」だけを得る習慣がついてしまう」
ここではインターネット検索に関する話をしているので、▼の最初にその内容が書かれているので文章を読みましょう。特に「Ⅰだけ」と書かれているのがポイントです。
ピンポイントで得ることができるものがそこに入るので本文をよく読んでいけば正答を見つけることができます。

Ⅱは「知識の体系的な仕組みや、その中にあるⅡを捉えることができなくなってしまう」とあるので、その前の知りたい情報だけを得る習慣がつくとどうなってしまうのか本文から見つける必要があります。インターネット検索の場合に関する文章は本文に書かれているのでそこを見つけて読んでいきましょう!

設問カ[内容理解]

傍線部⑤「それらの読書で最も重要なのは、そこに書かれている情報を手に入れることではありません。」とあるが、どうして重要ではないのかを問う問題です。傍線部のすぐ近くに重要なのはと書かれた文章があるので、まずはそこを押さえましょう。
1→「筆者の意見を踏まえたうえで書かれている記述を結びつけ独創的な結論を導く」→独創的な結論に導くということは書かれていないため→×
3→「自らの考えと結びつけて展開していくことにこそ価値がある」→この部分が誤りで、筆者の著者独自の考えを読み解くことが大切であるため×
4→「著者の個性豊かな表現技法を知ることこそが重要だから」→本文中に書かれていないため×

設問キ[内容理解]

傍線部⑥「本の読者は一般的なシステムよりもはるかに深くそこにある知識の構造を読み取ることができます。」あるが、今回はその説明として最も適切なものを選びます。
1→「本を読んだときに見当違いな情報しか発見できない場合も多くあるため」→知識の構造を読み取ることに関しての説明を聞いているので問題に対して合わない×
2→「興味のある事例を調査する過程で正確かつ専門性の高い情報を得る」→本文中に書かれておらず、興味深い事例を読書を通じて発見できると書かれているため×
3→「無関係な複数の事例を収集した上で新たな関連性を見つけることを目的として本を読むため」→求めていた情報に行きつかなくても興味深い事例が見つかって研究の発展につながるかもしれないが読書の目的と合わないため×

設問ク[要旨]

今回の問題は本文内容を説明したものを選ぶので要約しながら解いていくのが良いです。特にチェックするべきポイントはネット検索で得られる情報と本との違いはなにかを確認しましょう。
チェックポイントは誰が情報に責任を負っているか「作者性」と情報の「構造性」です。ここを意識しながら本文を見ましょう。
1→「本の情報が軽視されている現状を作者性という視点から指摘した上で、」→本文中に書かれておらず、本の情報が軽視されている現状を作者性の視点から指摘している内容も書かれていないため×
2→「検索システムを用いずに得られる勅使の有用性について具体的例を交えつつ論じている」→論じている内容が本文中に書かれていないため×
4→「誰にでも開かれているために要素のつながりがとらえやすいというネット情報の特徴」→要素のつながりを捉えやすいとは書かれていないため×

問5 資料の読み取り問題

設問ア[資料理解]

この問題では資料のグラフ、数字を読み取って適切な選択肢を選ぶ問題です。
ほかの大問のように文章を読んで、選ぶ形式ではないため取り掛かりにくい内容かと思われますが、何の資料なのかを最初に確認することで比較的正答しやすい問題に変わっていきます。
今回のキーワードは「国内貨物の輸送量と輸送方式」です。□に入る文章はその表をまとめた内容が入るので見ていきましょう。
1→「平成30年度は平成5年度と比べて、国内貨物の「総輸送量」が3分の2になっている。」→4分の3のため×
3→平成30年度の「鉄道」の貨物輸送量は「船舶」の貨物輸送量の10分の1以下である。」→10分の1強のため×
4→「平成30年度は平成5年度と比べて「航空」の貨物輸送量が1割以上減少している。」→一割強増加しているため×

設問イ[30字程度の文章記述]

今回の文章記述は条件があるのでまずはそれを確認しましょう。
・「モーダルシフトを進めていくと」から初めて、文末の「という効果があると考えられます。」と繋がるような30字~40字以内の文章を書く。
・グラフ1とグラフ2からそれぞれ読み取った内容に触れていること。
・「環境問題」という語句を、そのまま用いること。

文章記述のポイント

上記の条件を使っていないと減点されるので文章を作るときには忘れないようにしましょう。
内容は以下のポイントを抑えましょう!
・グラフ1は「1トンキロ輸送するために必要なエネルギー消費量」をまとめられているので、輸送機ごとの消費量を比較しています。
ここからわかることは、船舶や鉄道は、航空や自動車に比べてエネルギー消費量を抑えられるという利点です。
・グラフ2は「輸送量当たりの二酸化炭素排出量」をまとめられているので、輸送機ごとの排出量を比較しています。
ここからわかることは、自動車による輸送はほかの輸送方式と比べると二酸化炭素排出量が非常に多いです。二酸化炭素は地球温暖化、それに伴う異常気象の発生の要因です。
・モーダルシフトは、様々な問題を解決するために、ある輸送方式をほかの輸送方式に転換することです。(Aさんが最初の会話文章に書かれています。)
以上の内容をおさえて、「環境問題」という語句を必ず使って条件を満たす文章を作成しましょう!

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