【解説】私立大学の一般選抜と一般入試の違いは?全学部統一入試と一般入試の違いは?共通試験との違いも解説!|みん塾通信|みんなの塾

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2021.02.10

大学入試

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【解説】私立大学の一般選抜と一般入試の違いは?全学部統一入試と一般入試の違いは?共通試験との違いも解説!

みなさん、こんにちは!みんなの塾の鈴木です。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」「大学入学共通テスト 」……
と多くの受験形態があり難しいですよね。

この記事では、私立大学の一般選抜とはなにかについて解説していきます。
・全学部統一入試
・一般入試
この2つの違いについて特に解説していきます。

【私立大学・短期大学受験】一般選抜の種類とポイント

私立大学を一般選抜試験で受ける!
と言っても多様です。

ざっと並べると以下の通り・・・
・センター試験併用型
・全学部統一入試
・試験日自由選択制度
・地方入試
・オンライン入試
・前期日程
・後期日程
・A方式/B方式/C方式

このように複雑化しているため
「違いがわからない!」
「どちらの入試で受けたらいいの?」
のかと迷う受験生・保護者の方も多いのが現状です。
この入試制度をきちんと理解しないと不利な受験になってしまいまいます。

逆を言えば、入試制度をきちんと理解することによって

・自分の得意科目で勝負できる
・受験スケジュールをうまく組むことができ少ない負担で受験できる
 
そんなことができます。

私立大学 一般選抜とは?

私立大学の一般選抜とは、特別選抜(総合型選抜、学校推薦型選抜、社会人、帰国子女などの各種選抜)を除いた入試形式のことです。
私立大学では大学が独自に実施する入試のほか大学入学共通テスト利用入試もこれにあたります。

大学入学共通テストを受ける人は?

大学入学共通テストは、以下の方は受験が必要です。

・国公立大学を受験
・私立大学の共通試験利用
・私立大学の共通試験併用型

国公立大学を受験する方の一次試験で利用されます。
大学入学共通テストと個別試験の合計で合否が決まります。
ただし、東京大学などの一部の大学では第1段階選抜というものが実施されます。
大学が設定した基準点を超えないと2次試験が受けれないので注意しましょう。

私立大学の大学入試共通テスト利用

共通試験利用とは、共通試験を利用して入試が行われる制度のことです。
大学ごとに配点が違い、科目も違います。

大きく分けて以下の2種類があります。

①大学入学共通テスト利用
②大学入学共通テスト併用型

①の大学入学共通テスト利用は、共通試験の点数のみで合否が決まるタイプの入試です。個別試験を受ける必要はありません。

②の大学入学共通テスト併用型は、大学の個別試験が別日にありもう一度別の試験を受ける必要があります。

◎メリット
・共通試験を受けるだけで合否が決まる
・複数の学部学科に出願できる
・個別試験に比べて受験費用が安い

国立大学を受験する学生も出願することが多く、
また第一志望校より難易度を下げて出願する方が多いです。
そのため抑えの大学を確保するのが普通の戦略になります。

例年のボーダーは、以下のサイトで確認できます。
よく確認してから受験するようにしましょう。

パスナビ

デメリット
・難易度が高い
・試験日が早い

私立大学の入試の前に実施されますので試験日は早いですね。
より早い準備が必要になります。

出願時期は、2種類あります。
・共通試験前に出す場合
・共通試験が終わってから出す場合

多くの大学は試験前の出願しなければないらないのですが、
自己採点の結果とボーダーラインを確認して出願できる大学もあります。

よく確認してから、受験スケジュールを組むようにしてください。

全学部統一入試

全学部入試とは、1回の試験で複数の学部・学科に出願できる入試形式です。

例えば、日本大学では以下のような説明になっています。

日本大学2021年度一般選抜募集要項

注意点があり、ここで全学部入試といっているのは「全学部統一入試」のことで
「全学部日程入試」のことではありません。

「全学部日程入試」は単に全学部の試験日が同じなだけで、
他学部との併願は基本的にできません。
また全学部入試は、大学によってT方式(法政大学)、N方式(日本大学)など名前が変わるのでその点にも注意してください。

 

全学部統一入試のメリット

・1回の受験で複数の学部・学科への出願ができる
・全学部を同時に受験できる場合もあるので受験料を抑えやすい
・全国に受験会場の数が多い

上記の様なメリットがあげられます。
「絶対にこの大学にはいりたい!」などがあれば、複数の学部学科を志望できるのは、魅力ですね。
一般入試とも被らないので受験の機会を増やすこともできます。

全学部を同時に受験できる場合もあるので受験料を抑えやすい

例えば、日本大学では以下のような受験料になっています。
N全学部統一入試方式では、A個別方式より金額が安いですよね。

日本大学

全国に受験会場の数が多い
また、地方の会場も設定されていることが多いため、遠方の受験生には嬉しいですよね。

例えば、日本大学では以下のような会場が設けられています。

全学部統一入試のデメリット

定員が少なく、倍率が高くなりやすい。

以下は、明治大学の情報コミュニケーション学部の過去5年間の入試結果です。

2020年度では、募集人員が25人に対して、1125人の受験者がいます。
最低得点率も80.9%とかなり高くなっています。

参考:明治大学

私立大学の一般入試とは?

1月下旬~2月下旬に各大学が個別試験を実施します。
個別試験の点数のみで合否が決まるため、大学入学共通テストの受験は不要です。

試験日が被らなければ同じ学部学科でも何回でも受験することができます。

以下に明治大学情報コミュニケーション学部の結果を載せます。

2020年度の募集定員は392名です。全学部入試では、25名だったので367名の募集定員の差があります。

倍率は、4.9倍となっています。

全学部入試では、8.9倍だったのでだいぶ抑えられているのがわかるのではないでしょうか。
多くの受験生は、この入試が本命になります。
第一志望は、必ず受けるようにしましょう。

 まとめ

今回は、私立大学の一般選抜試験、特に全学部入試と一般入試の違いについて説明しました。

それぞれ特徴があります。
自分の希望の進路に進むためには入試制度の正しい理解が必要です。

みんなの塾では、受験相談・進路相談についても受付中です。
オンラインでもご相談できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

https://minjuku.info/blog/contact/

 

執筆講師:鈴木

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