【ポイントを解説!】うちの子は高校でも塾を継続するべき?|みん塾通信|みんなの塾

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2023.11.15

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【ポイントを解説!】うちの子は高校でも塾を継続するべき?

目次

  1. 初めに
  2. 続けた方が良い生徒
  3. 塾が必要ない生徒は?
  4. 最後に

初めに

中3から高1への進学のタイミングで塾の継続をどうするかお悩みになっているご家庭も多いかとも思います。
来年度からご兄弟の受験対策が始まって費用的に難しい場合もあれば、そもそも高1から塾は必要ないのでは?と考えている方も多いのではないでしょうか?

結論から言えば、もちろん高1から塾に通っていただいたほうがより盤石であることは間違いないですが、「下のお子様の受験とかぶってしまって学費が、、、」や「子供が新生活に当たって一度塾を辞めたいと考えている」といったお悩みも多いかと思います。

この記事では、高校でも塾を継続するかどうかにあたって考慮すべきポイントを詳しく説明します。
大学受験に向けての視点や高校での学習での変化点などを中心に、具体的に「続けた方が良い場合」「続けなくても良い場合」について具体的な注意点をあげています。
高校での塾の継続について悩んでいるという場合にはこちらの記事をもとにご検討ください!

続けたほうが良い生徒

以下の3つの特徴の当てはまる生徒は塾の継続をオススメします。

①指定校推薦で上位の大学の進学を狙っている場合

一番の理由は「指定校推薦」の存在です!

大学の受験方式には大きく以下のような4種類があります。

1.一般受験

学力検査の結果で合否を決定する入試方式です。国公立大学の受験は前期後期それぞれ1校ずつですが、私立大学は複数校の併願が可能となっており、ほとんどの受験者が5〜10校(学部)ほどを併願します。
※少数の大学では中期入試を行っていますが、数が多くないためおまけ程度に考えておきましょう。

2.指定校推薦

高校での成績をもとに学校長の推薦によって進学先を決定する入試方式です。高校ごとに大学から推薦枠が割り振られており、その枠を高校での評定平均をもとに取り合う形式になるので、高1から高3まで継続的に高い成績を維持することが求められます。評定平均4.5程度から、自分の希望が叶う大学選択が可能になる傾向があります。

3.総合型選抜

主に自己推薦書と面接、小論文にて合否が決定する入試方式です。大学の求める学生像に合致しているかどうかが焦点となるため、自己推薦書と面接の対策を十分に行う必要があります学力検査と比較して合格可能性を測ることが困難なため、この方式での入試を検討する場合には一般選抜とセットで考えていくようにしましょう。

4.自己推薦

主に自己推薦書と面接にて合否が決定する入試方式です。こちらは学力選抜とは異なり、入学後の意欲や高校での課外活動の成果など学業以外の面が評価されやすい入試形式になるので、スポーツで結果を残していたりコンテストなどの入賞経験があるなどの自己PRがある生徒におすすめです総合型選抜と同様、この方式での入試を検討する場合にも一般選抜とセットで考えていくようにしましょう。

 

一般受験では学科試験の結果で合否が決定します。相手は全国の受験生であるため、いわゆる逆転合格は起きにくく、単純に学習時間や学習効率に応じて身についた学力がものをいいます。

一方で指定校推薦は各高校に与えられた枠を同じ学校内で争う形式です。学校ごとに枠として与えられる大学の中には高校のランクと比べて数ランク高い大学が含まれることが多いです。そういった大学に一般受験で合格するのは極めて大変ですが、指定校推薦であればライバルは同じくらいの学力を持つ生徒であり、継続的に学習すれば十分枠を勝ち取ることができます。

※高3の時点で少なくとも毎日10時間程度の学習は必ず必要になります。

したがって、「高校受験で失敗してしまった」「大学は絶対に〇〇に行きたい!」といった生徒は指定校推薦での進学を積極的に狙っていくことをお勧めします。

しかし、指定校推薦では高1〜高3まで平均して高い成績を維持する必要があり、最低でも平均4.0前後、高レベルの大学では評定平均が最低でも4.5以上の数値がないと希望する大学の枠を勝ち取ることは難しくなります。

また、総合型選抜や自己推薦の場合でも、学校によっては出願基準に評定平均が含まれる場合もあります。

しかし「高1の初めのテストで平均的な成績をとって、高2の夏から頑張れば良いや」と考えている生徒も多いのではないでしょうか?

そうして以下のような成績の推移になるケースを何度も見てきました。

高1 (塾なし)  テスト前のみの学習 平均点を維持して評定平均3.2

高2 (塾あり)  夏頃から塾に通い始めて後期から成績アップして評定平均3.8


高3(塾あり)  指定校推薦を狙い、塾での学習時間を増やし評定平均4.4

合計 評定平均3.8    

この生徒のケースでは、指定校推薦での進学に当たっては最低ラインの評定平均となり、高2・3で頑張って成績をあげたのにもかかわらず大学の推薦枠を勝ち取ることができなくなる恐れがあります。

とにかく、指定校推薦はコツコツ努力を積み重ねることで、本来の自分の学力では進学できないレベルの大学に進学する可能性を掴み取ることができるシステムです。一方で高1の初めから継続的な学習が求められるため、指定校推薦を利用した大逆転を狙いたい生徒さんは塾を利用して高1からコツコツ積み重ねていくことをお勧めしています。

②中学ではスタートダッシュに失敗してしまった場合

当たり前のことですが、高校での学習の土台にあたる部分が高1の内容になります。

高校のレベルによりますが、例えば英語であれば中学で学習した文法の復習からその応用にあたる部分を高1で学習することになります。高2以降はその文法は理解している前提で長文中心の授業になることが多いため、高1での遅れは大きなロスになります。

また指定校推薦を狙わず一般受験での進学を目指す場合でも、受験の基礎、大部分は高1の内容の派生になります。中学での学習からは、はるかにレベルが上がり、高1での遅れを高3の受験前に取り返すには膨大な勉強量が必要になります。

中学時代に中1でのスタートダッシュに失敗してしまったお子様こそ、受験前に焦らないためにも高1から学習をスタートしましょう!

③スケジュールを管理しての複数科目の学習が苦手な生徒

高校に入ると、中学の英・数・理・社・国の5教科から一気に科目数も増え、テスト勉強が数段と大変になります。学習量の増加だけではなく、内容も中学での理解を前提にしたものになるため、特に中学で芳しい成績を収めることができなかったけれど高校では頑張りたい!と言う生徒は一度基礎に立ち返りながら学習習慣の形成に力を注ぐことが求められます。

また、近年の教育改革により高校での指導科目の編成が変わり、現場の先生ですらついていくのがやっとな状況もあります。(これまでは習わなかった内容が必修になったり、地理総合・歴史総合といった専門性が低く、網羅性が上がった科目があったりします)

さらには特に公立高校では学校側からのサポートも中学と比べて手薄になることもあり、宿題は基本的にない場合も多いです。

生徒の自律が中学校以上に大事になるため、まずは塾などの力を借りて高校での学習習慣を確立できると良いでしょう。

塾が必要ない生徒は?

一方で、高校で塾に通う必要がないと思える生徒さんもいます。

学習面・生活面に分けて6点あげて行きたいと思います。

学習面

①継続的に自主的な学習ができる
高校受験を経て自主的な学習習慣が確立されている場合は、高校での学習も心配いらないでしょう。もちろん高校生になって初めは戸惑いもあるかもしれませんが、きっと乗り越えることができるはずです。
②質問できる環境がある(課題が自己解決できる)
一般受験にしても指定校推薦にしても質問できる環境は大切です。学校の先生でもよし、友達でもよし、お家の人でもよし。近くに質問や相談ができる環境があれば困った時の助けになってくれるはずです。
③中学基礎が固まっている
高校生の内容は中学生までの内容に肉付けしていくようなものです。中学基礎がしっかり固まっていれば、高校での内容もどんどん吸収していくことができます。

生活面

①自分で時間の管理が出来る
時間管理力は大切な要素になります。忙しい生活の中で学習に割く時間を自ら作り出すことができれば、自立して学習する事ができるはずです。
②遊びと部活、学習の両立ができる
高校生になると中学生に比べて生活の自由度が上がります。部活の時間が長くなったり、友達と遠くに遊びに行ったりする機会も増えるでしょう。①と重複する部分もありますが、その中で学習とその他の生活の両立ができるかどうかが非常に大切になります。
 

進路面

①明確な進路が決まっている
ここでいう進路とは「学習がそれほど必要にならない進路」のことです。専門学校への進学や高校を卒業して就職を考えている場合などは塾は必要ないでしょう。

 

以上6つのポイントがクリアできていればお子様自身が自律して学習できているため、塾に頼らずとも自力で学習することができるでしょう。

逆を言えば一つでも当てはまらない場合には、長い目で見て高1年生から塾に通っておくことをお勧めします。

最後に

みんなの塾では中学生から高校生まで一貫して、勉強のやり方を指導しています。

理念でもある「一生使える学習力」を身につける事ができれば、中学での学習も高校での学習も社会に出てからも自ら学び、考える事ができるはずです。

中学校までは学校の先生や塾の先生に頼った学習が中心だったかもしれませんが、高校での学習は中学校以上に自律して学習する力が求められます。

みんなの塾ではご予算や通える時間数に応じて複数のコースを準備しております。もし高校生での塾選びや継続に悩んでいる場合は、是非一度みんなの塾までお問い合わせください!みんなの塾のプロ講師が懇切丁寧にお話しさせていただきます!

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