E判定でも第一志望を諦めるな!! ~頑固な講師の受験ストーリー~|みん塾通信|みんなの塾

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2020.01.26

大学入試

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E判定でも第一志望を諦めるな!! ~頑固な講師の受験ストーリー~

みなさんこんにちは。

みんなの塾の仲林でございます。

受験シーズン真っ盛りですね。
本日は、私の受験についてお話したいと思います。

 

※受験ストーリーは長いですので、お時間のない方は、
「②受験を通して学べること」からお読みください。

 

先生の受験ストーリー

 

誰もが受験や進学は、避けて通れないもの。

先生も、受験には嬉しい思い出悔しい思い出もたくさんありました。
少しご紹介したいと思います。

 

私立理系コースで一人だけ国公立を目指した

 

高2の進路選択で、私は私立理系を選択していました。
国立に行くとは、思ってもいませんでした。

しかし、ある時をきっかけに国公立に行くと決断することになりました。

高3に上がる前の春休み中の3月11日、、、
東日本大震災が起こりました。

テレビでは毎日、震災のニュースとACジャパンのCMが流れています。
気持ちがどんよりと落ち込んだまま一週間ほど過ごしていました。

 

話は少し変わりますが、
私は、高1~高2にかけてボランティア活動を熱心に行っていました。
(女子校の中の閉鎖的なコミュニケーションに疲れ、
学校外のつながりを求めて活動していたように思います。)
募金活動をしたり、子供たちとキャンプをしたり、、、
そんな中で、親に活動を止められるという経験はなく、自由に参加をさせてもらえていました。

 

話を高3前の春休みに戻します。

自宅で震災の悲惨さにうなだれていた私のもとに、
ボランティアグループで、炊き出しと津波被害の片付けに行く誘いが来ました。

これは、もう「行くしかない」と私は思いました。
テレビの前で悲惨なニュースにうなだれているだけだった私にも出来ることがあるのだと、気持ちが前向きになりました。

親に「ボランティア行ってくるわ」と伝えました。場所は福島でした。

 

はじめて両親からの行動規制

 

ボランティアに参加したいという娘に対して、
親は、どう反応したかというと、

 

即座に完全否定でした。

 

 

その時は、ちょうど福島第一原発で爆発があったときでした。
親としては、そんな危険な土地に高校生の娘を行かせるわけにはいかないという気持ちだったようです。

今なら親の気持ちも分かります。
しかし、その当時は、理解することが出来ませんでした。

これまでは、やりたいと言ったことをすべてやらせてもらえていたのに、
やりたいことを止められるなんて、意味が分かりませんでした。

非行だとか遊びだとかで止められるならまだしも、
いいことをしようとしているはずなのに、行動しようとしない親に、
行動しようとしている子供を止めるのは間違っていて、ひどい親だとそう思いました。

 

格闘があった末に、結局私は、ボランティアに行くことが出来ませんでした

 

 

これが、私が進路を変えるきっかけとなった出来事です。

 

 

この日を境に私は、毎日10時間以上の猛勉強を始めることになります。

ボランティアに行けなかった夜何があったのかというと、
私を止める両親は最低だと思い込み、ならばこの家を出ようと思ったのです。

1人暮らしをして、大学に通うとすると、学費が安い方が奨学金を借りるにしてもいいということで、
横浜国立大学を志望することになりました。

 

横国でしか学べないことがあったわけでもなく、
先輩が通っているわけでもなく、
こんな変な理由で、志望校を決めた人を私は聞いたことがありません。

 

しかし、反発から来るエネルギーは猛烈で、
受験の日まで1日も怠けることがありませんでした。

こうして、私立理系クラスの中で、国公立を目指す生徒ができました。

 

※親否定をすごくしていますが、思春期特有の反発だったのだと思います。
今はとても仲良しです。笑

 

 

判定はずっとE

 

私立理系の中で1人、国公立を目指すわけです。
自力で勉強しないといけない教科も多かったです。

国語と社会は、完全に独学でした。

 

毎日、10時間以上の勉強をしていましたが、判定はずっとE

模試で、E以外を取ったことはありませんでした。

 

しかし驚くことに、そのことで目標を変えようと思うことはありませんでした

目標と現状とのギャップを認識し、
もっとやらなければいけないと思うだけ
でした。

 

迷走の科目選択

 

社会に関しては、何の教科を選択するかというところから、迷走しました。

まずは、「倫理」を選択し、4ヶ月ほど学習。
「ソクラテスかっこいい!!倫理マジ楽しい」という様子でしたが、
何度解いても過去問で50点に行かず、選択を変えることに。

次は、「倫理・政治経済」を選択し、2ヶ月ほど学習。
「せっかく倫理を学習したし、それが使える教科にしよう」との思いでしたが、こちらも点数につながらず、撃沈。

最終的に、「現代社会」にたどり着く。
これは少しやれば点数につながると気づき、現社で受験をすることに確定しました。

 

独学で勉強をすると、よく道に迷います。最短距離では行きにくいです。

寄り道をたくさんするからこそ、気づけることも多いのですが、
寄り道したくない方は、プロにぜひご相談を。

 

センターリサーチの判定は・・・

 

センターリサーチとは、本番のセンターを受けて、
自己採点の結果をもとに合格確率を出してくれるシステムです。

 

そのセンターリサーチで、判定はDでした。

 

模試では、ずっとE判定でしたので、このD判定という結果は嬉しかったですし、
目標に近づいているから大丈夫だと思えるものでした。

 

しかし、学校の先生たちの反応は、全く違うものでした。

保護者と学校の先生と私の三者面談で言われた言葉はいまだに忘れられません。

 

 

「横国ね~。受けてもいいけど、記念受験だね。○○大学にしたら?」

 

 

愕然としたのを覚えています。

 

一年間横国だけを目指して一心不乱にやってきたのに、
判定だけを見て、行ったことも見たこともない学校をアドバイスするのかと、
化け物を見るような目で先生を睨みつけたのをよく覚えています。

 

この時も、危ないんじゃないか、受からないのではないか、

と考えることは一瞬もありませんでした。

 

二次で必要な点数を割り出し、

その点数を取るためにはどうしたらいいかということだけを考えていました。

 

二次を受けてから合格発表まで

 

二次試験は正直、手ごたえがありました。

問題を読んで分かる、問題を読んで分かるということが繰り返され、

もしや合格できるのではという思いで手が震えそうになる瞬間がありましたが、

問題だけに集中するように自分に言い聞かせながら解いていました。

 

自分的には手ごたえがあったのですが、センターリサーチの判定はDでしたので、

誰にも手ごたえがあったとは怖くて言えなかったのを覚えています。

 

そして、国立の合格発表は遅く、高校の卒業式の後でした。

 

私は横国に落ちたら浪人するという状況でしたので、

その状態で、卒業式に参加するのが苦しかったのをよく覚えています。

 

周りの友達が、「○○大学に進学する」と話す声が遠く聞こえていました

 

 

果たして私は、浪人になるのか横国に入れるのか。。。

 

 

結果、、、

 

横浜国立大学に合格!しました。

 

 

インターネットの画面を見ながら、
声を出して泣きました。

 

自分の意志で本気で取り組んで、

目標を達成したのはこの時が初めてだったと思います。

 

 

受験を通して学べること

 

受験を通して学べる事、それは、

『自分の意志で決めてやり抜くこと』

これに尽きます。

 

みんなの塾の理念

「自ら考え、自ら決断し、自ら行動する」とほとんど同じです。

 

『自分の意志で決めてやり抜くこと』
これをすれば、どんな結果であれ、自分で自分を認めてあげられる結果になると思います。

驚くかもしれませんが、やり抜けば後悔することがないのです。

 

理由は、自分が自分という人間である以上、

自分がやり抜いた以上にやることは出来ないからです。

 

私は、受験生の時にもっとやっていれば、東大に行けたのではないかと考えたことはありません。

おそらく、横国に落ちて、浪人になったとしても、
あのときもっとやってれば横国に受かったのではないか、とは考えません。

 

 

それは自分にとって、それ以上はないと思えるだけやり抜いたからです。

 

 

ただ、やりたいのにやれないときに一番つらいことも知っています。

 

もっと頑張りたいのに、身近な誘惑に負けてしまう、朝起きられない

みんな悩んでますし、誰にでもあります。

 

塾講師の出番は、この時だと思います。

 

・頑張りたいという気持ちを起こさせる
・具体的にどのように頑張れば目標に到達するのか一緒に考える
・今日一日やり抜けたのか毎日話す
・やり抜くためにはどうしたらいいか一緒に解決策を探す

 

講師が分かりやすい授業をして内容を理解してもらうことも大切ですが、

『自分の意志で決めてやり抜くこと』

これを身につけてもらった方が断然効果的です

 

受験を通して、このやり抜く力を身につけましょう

 

 

受験生へのメッセージ

 

私たちは、君たち生徒の力を信じています

一緒に試験を受けることは出来ないので、

受験当日私たちは、祈り、応援し、信じることしかできません

 

ただ、一緒に走ってきた道、頑張ってきた姿を一番によく知っています

 

だからこそ、信じられるのです。

君なら出来る。

 

先生は、「自分が第一志望に受かるって信じてもらえなかった時」とてもつらく悔しく、一生の記憶に残りました。

そのときに、信じてもらえないこと、応援してもらえないことはこんなにも悲しいのだと知ったのです。

 

だからこそ、信じて、応援して、先生にはそんなことしか出来ないけど、

最後まで本当に頑張ろう!

 

いつまでも先生たちは、君たちの味方です。
最後までやり抜けよ!

 

長文を読んでくれてありがとう!!

また~

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