希望ケ丘高校の紹介・受験内申対策

神奈川県立希望ケ丘高等学校は、神奈川県横浜市旭区南希望が丘にある人気の公立高校です。
地元では「希高（きこう）」と呼ばれたり、前称の神奈川県立横浜第一高等学校から取って「神高（じんこう）」と呼ばれたりします。みんなの塾でも目標にしている人が多い高校です。

学校の特色

1年次は必修科目で基礎学力を定着させ、2年次には文系・理系にコースが分かれ、3年次には文理のコースに加えて選択科目が加わります。このように段階的にコースや科目が分かれていき、専門性の探求や進路希望の実現に向けた学力向上を図る教育課程が特徴です。さらに、希望ケ丘高校は「学力向上進学重点校エントリー校」「SSH（スーパーサイエンスハイスクール）」に選出されています。部活動も非常に盛んで、文武両道な高校生活を送れるとの評判も数多くあることが人気な理由のひとつでしょう。

活発な部活動

運動部はラグビー、ブレイクダンス、山岳など多種多様で計22団体あり、文化部は茶道、フォークソング、パントマイムなどの計18団体あります。運動部については野球部が夏の全国高等学校野球選手権大会への出場実績、サッカー部が全国高等学校サッカー選手権大会への出場実績があり非常に盛んです。

充実した学校行事

陸上競技大会や球技大会などの行事に加えて、職業ワークショップというユニークな行事が用意されています。運動部が非常に活発なこともありスポーツ系のイベントが盛んですが、合唱祭や文学散歩といった感性を磨くイベントもあります。

希望ケ丘高校の受験データ

↓2019年度
偏差値（67）
平均内申点（121.8）
入試平均点（388）

↓2020年度
募集（358）
受験者（425）
合格者（358）
倍率（1.19）

↓2021年度（最新）
募集（358）
受験者（502）
合格者（359）
倍率（1.40）

※参考：http://furo.fc2web.com/kibogaoka.html

分析結果

2019年から2021年の結果を分析すると、最新の倍率は1.40と非常に高い数値になっています。偏差値のレベルが近い相模原高校や小田原高校と比べると、希望ケ丘高校のほうが当日の学力検査の点数を重視する傾向にあります。また、希望ケ丘高校は隔年で倍率が上がったり下がったりする傾向があります。あくまで傾向ですが、今年度は倍率が高いため、2022年は倍率が若干下がる可能性があります。

内申点対策

内申点は41~42/45を獲得することを目指して日々の学習に取り組みましょう。この数値は主要５科目に加えて、副教科4科目の成績向上に向けて取り組むことが必要な数値です。そのためにはテストの点数に加えて、日々の学習の態度や提出物の管理が重要です。みんなの塾では、生徒ひとりひとりの学習状況に合わせてカリキュラムや学習方針を設計しておりますので、お気軽にご相談ください。
https://minjuku.info/course/junior/

入試対策

最新のデータによると、内申点が平均の121.0点の場合、学力検査の点数は413点程度が必要になります。1科目あたり平均83点を取得すれば合格圏内に届く計算です。そのためには5科目の基礎を徹底的に身につけ、やや応用の問題を解くための学力を身につけていく必要があります。
面接に関しては、公開されている受験者（合格者・不合格者含む）のほぼ全員が100点中100点となっており差がつきません。事前に面接の練習をして対策しておけば問題ないでしょう。

特色検査対策

希望ケ丘高校の特色検査は英語・国語の読解に加えて「数学＋理科」「国語＋社会」のような教科横断型の思考力が問われます。対策としては「何を聞かれているのか」の本質的な部分を捉え、答えを出すための考え方や過程を説明できる力が必要です。初めて見る長文の問題でも毛嫌いせずに取り組めるよう訓練しておくことも大切です。最新のデータでは、合格者の特色検査平均点が54.90点です。内申点や学力検査の点数が高い場合は平均点を下回っていても合格している例もありますが、いずれも難問揃いなので十分な対策が必要です。みんなの塾では特色検査にも十分対応できるよう、コーチングを活用した指導にも力を入れております。

希望ケ丘高校の進学状況

令和2年度の実績では国公立大学への合格者数が48名で、私立大学の合格数も約1000件の実績があります。国公立大学は東京学芸大学や東京藝術大学、横浜国立大学などが中心です。私立大学は日東駒専やMARCHレベルが中心ですが、早慶上智の難関校への合格者もあります。
参考：https://www.pen-kanagawa.ed.jp/kibogaoka-h/zennichi/shinro/documents/2020_singakusyasuu.pdf

希望ケ丘高校出身の有名人

学者、政治家、アナウンサー、スポーツ選手などの幅広い分野で活躍する人物を輩出しています。

杏里(歌手)
伊藤かずえ(タレント)
佐々木太一(元バレーボール選手)
山下和美(漫画家)
山本昌代(小説家)
青池玲奈(アナウンサー)
川村毅(劇作家)
相澤英之(政治家)
黛敏郎(作曲家)
滝本太郎(弁護士・日本脱カルト協会事務局長)
長沼毅(生物学者)
田原彩香(タレント)
渡邉美樹(参議院議員・ワタミ創業者)
飛鳥田一雄(元日本社会党委員長)
野尻抱影(英文学者・エッセイスト)
檜山靖洋(気象予報士)
香納諒一(作家)
山田和樹(指揮者)
多川 知希(リオデジャネイロパラリンピック銅メダリスト)
倉田信雄(ピアニスト、編曲家)
並木浩一(腕時計評論家、大学教授)
阿部芳美(中京テレビアナウンサー)

希望ケ丘高校の受験対策のポイント

希望ケ丘高校の受験のポイントは学力検査と特色検査です。比率の高い学力検査に加えて、攻略の難しい特色検査があります。内申点が基準に達してスタート地点という認識を持っておいていいでしょう。それ以上に学力検査での実力に加え、「何を聞かれているか」を説明できる力や思考力を鍛える必要があります。総合的かつ戦略的に学習を進めておくことが重要です。