【小学校・中学校】コロナ休校明けの学校はどうなる?神奈川県の学校再開について |みん塾通信|みんなの塾
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2020.05.24
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【小学校・中学校】コロナ休校明けの学校はどうなる?神奈川県の学校再開について
みなさんこんにちは!
みんなの塾の鈴木でございます。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が、5月25日に解除となりましたね。
それに伴い、神奈川県の各学校も再開される見込みとなりました。
再開されると言っても、
以前のように丸一日の登校が始まるわけではなく、
段階的に登校が始まるのも知っている保護者・生徒も多いかと思います。
今回は、神奈川県教育委員会が出している公立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン
を解説していきたいと思います。
※飽くまで、ガイドラインです。実際には、学校毎によって変わってきます。
藤沢市の学校については以下のページからアクセスすると便利です。
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学校再開の流れ 分散登校~短縮授業まで
引用:市町村立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン(小・中学校)
こちらが、段階的な再開の流れ(参考例)です。
分散登校から始まり、短縮授業に移行していくようですね。
▼分散登校Ⅰ(3日程度)
・3日に一回の登校。
・教室には20名
▼分散登校Ⅱ (3週間程度)
小学1年生~中2は、2日に一回の登校。
中学3年生は、毎日登校するようです。
受験学年で、義務教育最後の年ということもあり履修内容を残せないからだと思います。
逆にいうと、他の学年では次の学年も見越してカリキュラムが再編成されるということですね。
教室には20名となっており、密を避ける配慮になっています。
▼短縮授業Ⅰ(4週間程度)
7月の時期ですね。
この時期から、小学校では30分以内×5、中学生では40分以内×5の授業になります。
全生徒が登校し、給食も始まるようです。
教室には40名ということなので、普段と同じですね。
▼短縮授業Ⅱ(4週間程度)
時期的には、8月です。
この時期から、小学校では40分以内×5、中学生では40分以内×6の授業になります。
◎分散の仕方例
引用:市町村立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン(小・中学校)
児童・生徒の出欠席の取扱い
□やむを得ず学校に登校できない次の場合には、「出席停止・忌引等の日数」として扱
い、「欠席日数」として記録しない。
・保護者から学校を休ませたい等の相談を受け、校長が「非常変災等児童生徒又は
保護者の責任に帰すことができない事由で欠席した場合などで、校長が出席しなく
てもよいと認めた日数」として認めた場合
引用:市町村立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン(小・中学校)
風邪の症状場合は、欠席ではなく出席停止・忌引になるようです。
また、校長先生が認めれば保護者が休ませたい場合も、欠席にはならないんですね。
出席停止・忌引の範囲が広がっています。
衛生管理に関する準備
引用:市町村立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン(小・中学校)
衛生管理に関しては、場所ごとに整備例が示されています。
また、掲示物も使い手洗いの仕方なども指導されるようです。
家庭での衛生管理の参考にもなると思います。
ポスターのリンクはこちらです。
夏休みや冬休みについて
学校行事が中止・延長・縮小され、夏休みや冬休みは短くなります。
いずれも、授業時間を確保するための取り組みですね。
8月7日(金)から8月 16 日(日)の 10 日間は、必ず含めることになっています。
藤沢市については、以下のようになっています。
◎夏季休業期間
<小学校>
1年生~5年生 8月1日(土)~8月23日(日)(3週間)
6年生 8月8日(土)~8月23日(日)(2週間)
<中学校>
1年生・2年生 8月1日(土)~8月23日(日)(3週間)
3年生 8月8日(土)~8月23日(日)(2週間)
成績の付け方について
引用:市町村立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン(小・中学校)
ポイントは、家庭学習も評価の対象だということです。
提出物を丁寧に仕上げる必要がありますね。
また、テストも行われると思うのでしっかりと理解・定着することも求められます。
■藤沢市の小学校については、以下のように成績が出る時期が変更になっています。
小学校については,6月以降の学習の進捗状況を勘案し,1学期末時点で学習評価を示すことが難しいことから,
今年度は学習評価(通知票)の時期を前期(10月末)・後期(3月末)の2回といたします。
特に配慮すべき学年について
○ 5月 15 日付け文部科学省初等中等教育局長通知「新型コロナウイルス感染症の影響を踏
まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について」では、次のよ
うに示されている。
感染症対策として分散登校を行う際には、進路の指導の配慮が必要な最終学年(小学校
第6学年・中学校第3学年等)の児童生徒が優先的に学習活動を開始できるよう配慮する
こと。併せて、最終学年以外の指導においては、教師による対面での学習支援が特に求め
られる小学校第1学年の児童にも配慮すること。
〇 これを踏まえ、学校の教育活動再開に当たり、特に配慮を要する学年として、小学校第
1学年、小学校第6学年、中学校第3学年について、指導上の工夫・配慮事項等について
記載する。他学年の指導においても参考とすること。
特に配慮すべき学年が示されています。
指導にも工夫、配慮があるようです。
順番にみていきましょう。
小学1年生
合科的・関連的な指導と家庭学習とのつながりを生かす学習内容の工夫により、
児童の学びを保障する2年間の指導計画を総合的・弾力的に作成していきます。
2年間の指導計画でやっていくようですね。
小学1年生は、学校生活に馴染めるようにより慎重にカリキュラムを組んでいるのがわかります。
実際のカリキュラム参考例は、リンク先の33ページをご覧ください。
小学6年生
【参考】取組の視点や事例
①改めてめざす子ども像の共有を図る
第6学年の卒業時の姿は、学校としてめざす子ども像そのものです。そこで、改めて
全教職員でめざす子ども像の共有を行うとともに、その実現に向けて「チーム学校」とし
ての意識を高めます。
②教科横断的な視点から教育課程の再編成を行う
単なる学習内容の消化ではなく、育成をめざす資質・能力を柱に、教科横断的な視点か
ら教育課程の再編成を行います。なお、各単元では、それぞれの教科指導の視点からの評
価をきちんと行うことが大切です。「活動あって学び無し」と言われる状態にならないよう、
「教科の学びとして何をねらうのか」について明確にしておきます。
③柔軟な発想で、これまでの教育課程を見直す
柔軟な発想で、これまで当たり前に行ってきた学校行事や児童の学校生活を見直してみ
ることも効果的です。その際、一人で考えるよりも、学年等の複数の先生方と話し合うよ
うにすると、視野が広がり、新しいアイデアが生まれやすくなります。引用:市町村立学校の教育活動の再開等に関するガイドライン(小・中学校)
「チーム学校」として、6年生のあり方を考え、指導を決めていくようです。
6年生は、最高学年として「リーダーシップ」をとる機会が行事の中でありました。
しかし、この行事がなくなるかもしれません。
そうした中でも、教育の目的が果たされるように改めて指導を考えることが書かれています。
各学校の動きに期待です。
中学3年生
○ 特に、各学校で年間指導計画を見直していく際には、特に義務教育のまとめとなる中学校
第3学年においては、次年度の指導計画に連動させることが困難であることを踏まえ、他学
年より優先的に指導できるカリキュラムを編成することが必要です。
受験を迎える中学3年生は、義務教育最後の年であり2年計画の指導はできません。
そのため、他学年より優先的に学習を進めるようです。
* 現在、県教育委員会では、本ガイドラインの別冊版として、中学校第3学年の教科別
年間指導計画の見直しモデルを作成中です。後日、別途送付します。
ともあります。
このガイドラインができると、入試についても範囲変更が起こる可能性があります。
神奈川県入試については以下の記事をご覧ください。
【速報】2021年度 神奈川県の高校入試はどうなる?日程と出題範囲について
まとめ
今回は、ガイドラインに基づき学校再開について解説をしていきました。
先が見えない中、不安がある方も多いと思います。
私達ができる第一歩は、公開されている情報をしっかりと入手することです。
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