【中学レベルから１年で看護学部に合格】社会人生徒の軌跡｜みん塾通信｜みんなの塾

今回のブログでは、みんなの塾の歴代の生徒さんの中で、印象に残っている生徒さんを紹介していきます！
初回の今日は、社会人で看護学部の受験を目指した生徒さんです！

生徒プロフィール

〜お問い合わせから指導開始まで~

「これから看護師になるために進学したいです。間に合いますか？」とお問い合わせがありました。

問い合わせは5月でしたが、その年の入試で合格したいということでした。その時点で子供もおり、十分な学習時間を確保できるか不安であること、また数年間数学に触れておらず、半年で果たして合格できるか自信がないというご相談を受けました。

体験授業では苦手な数学を指導。
ご本人の言葉通り、数学は中１レベルの方程式の計算から抜けがあり、中学レベルからのスタートという状態でした。入試で出題される問題は高校基礎レベルの問題。入塾面談では「半年間で中学数学と高校基礎レベルの数学をマスターすることになります。アルバイトもあって大変だと思うけれど、ついてこられますか？」と問いかけました。

本人がその問いかけに「やります！」と力強く答えてくれたことで指導がスタートすることになります。

〜指導初期〜

指導初期では、オンラインツールを利用して基礎計算力の補強を行なっていきました。
過去問の傾向から、大問１と２は例年中学レベルの計算問題が出題されていたため、まずは計算問題で点数を稼いでいくための礎を作っていきました。

具体的には1日10問程度の計算を必ず実施し、1週間単位でプリントの目標枚数を決めて実施していきました。

最初は、簡単な方程式や文字式の計算でもミスが見られ、特にマイナスの計算と分数の計算に苦戦している様子でした。

しかし、時間的制約が厳しい中で毎日宿題に取り組み、授業前に進捗報告と質問を欠かさず行なってくれたことで、受験に必要な計算力を継続的につけていくことができたと思います。

ここは工夫して時間を見つけてコツコツ積み上げた生徒さんの頑張りですね！

〜指導中期〜

この時点で既に計算問題は難なく解けるようになっており、本人の努力が少しずつ身を結んでいました。そこで中期では、過去問ベースで必要な単元を一つずつ潰していくという方略を取りました。

過去問の大問３以降では、数学Ⅰの三角比や二次関数、絶対値などが中心となっていたため、そもそも概念自体ほとんどわからない状態からのスタートでした。

本来であれば、高校範囲を1から理論的に理解していくべきですし、みんなの塾の基本方針では基礎からコツコツと積み上げていくことが多いです。しかし、今回は入試まで日が短いことと本人の根底の数学力に不安があることから、時には暗記を入れながら(あまり望ましくはないですが)「問題を解く」上で必要な知識を授業を通して一つづつ確認し、指導していきました。

※このように塾では基本的な指導方針は維持しつつ、生徒の状況に応じて進め方や内容を調整して進めています。

また、一度の指導では力がつかないことは本人とも何度も共有し、
補強するための演習問題や基礎事項の確認などは宿題でも授業ないでも繰り返し行なっていきました。

〜指導後期〜

入試が近づいていくと「落としてはいけない問題」と「得意であればチャレンジしたい問題」に大きく2分し、本人のモチベーションを保ちつつ”受験合格”への最短ルートを提示できるように準備していきました。

やはり入試本番が近づくと、大問１,２が安定して得点できることが精神的な安定材料となり、「大問3以降でこのくらい取れればいい」という方針を立てやすくしてくれていました。本人も過去問演習の中で計算問題には自信を持ってくれていたため、今回の受験合格の鍵を握っていたなと思います。

結果、試験当日の感触はやや自信がない様子でしたが、無事合格を勝ち取ってくれました！

〜余談〜

指導の中で食塩水の問題だけはなかなかできるようにならず、入試の時にも解けなかったようでした。

しかし合格から数日後、、

「少しお願いがありまして、過去問でできなかった食塩水の問題(濃度?)などは少し勉強しておいた方がいいかと思い、あと数回授業をお願いしたいと思っております」

とのLINEをもらって驚きました！

受験合格という目標を達成したのにもかかわらず、自分の将来のことを考えて自主的に学習を継続しようとする姿勢に感銘を受けたと同時に、私自身も常に学び続ける姿勢を忘れてないけないな、と再認識した出来事でしたね(＾ω＾)

最後に

この生徒さんのように、

・将来の夢に向かって頑張りたいけど、自分一人では踏み出せない！
・最短ルートで合格への道のりを示してほしい！

という人はぜひ一度みんなの塾に相談してみてください。
我々が親身になって相談に乗らせていただきます！

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